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紅葉紀行
其之八、春の戸隠 さらなる紅葉紀行 ニ、柵橋(しがらみばし)
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 裾花川にかかる橋で、平維茂が矢本神社より放った矢の方角に進んで川を渡った場所とされる。

現在の柵橋。今でこそコンクリート製の橋が架かり車で渡る事もできるが、維茂が渡ろうとしたときは裾花川に橋がなく、倒れた木が柵(しがらみ、即ち文字通り「さく」のこと)のようになっていて難なく渡る事が出来たという。

橋の欄干にあるプレート。謡曲「紅葉狩」には「げにや谷川に風の掛けたる柵(しがらみ)は流れもやらぬもみぢ葉を、渡らば錦中絶えんと」と謡われている。「柵」という地名はこの伝説に基づくものだという。

柵橋より上流を望む。この橋は谷の低い位置に架かっているため、深い谷川であるにも関わらず水面が近い。

柵橋より下流を望む。

柵橋のたもとにある芭蕉の句碑(左の細長い石碑)。「蜀魂(ほととぎす)声横たふや水の上 芭蕉」と刻まれている。明治から大正にかけてこのあたりでは俳句が非常に盛んで、その頃に建てられたもの。碑の右には六地蔵が並んでいる。

句碑の左下には「紅葉狩古跡」と刻まれいる。



柵橋への案内
 柵橋は国道四〇六号から柵の集落へ至るメインルート、県道八六号戸隠篠ノ井線の通る参宮橋よりも一つ上流の橋。長野市方向から県道八六号との分岐点を過ぎて五百メートル程進んだ先、土合のバス停辺りの脇道へ右折して入り、川へ降りていったところに架かっている。橋を渡って三十メートル程坂を進んだ右側の崖に芭蕉句碑がある。芭蕉句碑は自然に溶け込んでしまって分かりにくいので探す場合は上の写真を参照。
 橋を渡って坂を登り切ると、柵の里に至る道に合流する。そこを左折してしばらく進むと左に渡土(次項参照)へ至る道が分かれており、柵の里へ道を進んでいくとすぐに十二社がある。


大きな地図で見る
柵橋の場所は左の地図の通り。なお、左の地図では、柵橋の東岸で道が途切れているが、実際には国道と繋がっている。もちろん自動車も走行可能。



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