まほろば紀行 外津国之巻(とつくにのまき)
■希臘(ギリシア)紀行 2004/12/29〜2005/01/04 7DAYS
1st.DAY
2004/12/29
東京→フランクフルト空港→アテネ(エレフテリオス・ヴェニゼロス空港)

2nd.DAY-1st.
2004/12/30
アテネ→イラクリオ(クレタ島)→クノッソス宮殿

2nd.DAY-2nd.
2004/12/30
クノッソス宮殿

2nd.DAY-3rd.
2004/12/30
クノッソス宮殿→イラクリオ市街

3rd.DAY-1st.
2004/12/31
イラクリオ考古学博物館

3rd.DAY-2nd.
2004/12/31
イラクリオ市街

3rd.DAY-2nd.
2004/12/31
イラクリオ市街(年越し)

4th.DAY
2005/1/1
イラクリオ→アテネ

5th.DAY-1st.
2005/1/2
アクロポリス(アテネ市街)

5th.DAY-2nd.
2005/1/2
古代アゴラとローマン・アゴラ(アテネ市街)

5th.DAY-3rd.
2005/1/2
国立考古学博物館、シンタグマ広場など(アテネ市街)

5th.DAY-4th.
2005/1/2
リュカヴィトスの丘(アテネ市街)

6th.DAY-1st.
2005/1/3
オリンピアン・ゼウス神殿とパナティナイコ・スタジアム(アテネ市街)

6th.DAY-2nd.
2005/1/3
アテネ→ミラノ

6th.DAY-3rd.&7th.DAY
2005/1/3-2005/1/4
ミラノ→東京



□あまり重要ではない序文
 齢27にして、ついに海外旅行を決行するときがやってきた。渡航先に選んだのはギリシア。今の自分の原点を築いてくれた神話と古代文明の国だ。幼い自分を妖しきオカルトと白昼夢の渦へと誘った、めくるめく神々と星々の伝承。やはり社会に貢献できるような人材にはなれなかった自己の根本を中学時代に形成してくれた、ソクラテスの弁明。詩の才は遠く及ばずも奔放ぶりだけは追いついたかもしれない、ギリシア独立戦争で病に散った天才詩人バイロン卿。どちらかを師匠に選べと言われたらいまだに真剣に悩みそうな、そしていまだに真剣に劣情を催しそうな、魔鈴さんとシャイナさん。
 嘘ではないけど少し痛くなってきた下らない前置きはともかくとして、海外へ行くなら最初はギリシア、と前々から決めていた。初めての海外、しかも一人で行くには少々難易度が高く、多少治安も悪いという話もあって、周囲からは無謀との声もあったが、かの国への情熱は抑え難く、ついに単身ギリシアへ乗り込むことと相成った。だがそこに待ち受けていたものは……両刃の斧を研ぎ澄ますミノタウロスや、見るもの全てを石と化す両眼を光らせる鬼女ゴルゴンらが、手ぐすね引いて待ち受ける阿鼻叫喚の地獄絵図だった……!?(おふざけはこれまで)

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