狭山田女:うわ~、いい景色だね。
狭山田女:海だ~。
狭山田女:岬みたいなところだね。沖に島が見えるよ。
大山田女:豊予海峡という名の海峡で、四国側の佐田岬との距離は約十四キロです。
狭山田女:うわああっ、空の上だあっ!
狭山田女:そうかあ、佐賀関は海峡にあるんだ。
狭山田女:なかなか大きな神社だね。
狭山田女:あれ、「ハヤスイヒメ」って神様を祭ってるんじゃないんだ。
狭山田女:すると「ハヤスイヒメ」って神様がいた訳じゃないのかあ。あれ、でもちょっと待てよ。この由緒には、海女が神武天皇に神剣を献上して、それを天皇が祭ったのが始まり、って書いてあるよね。海女って女の人じゃん。この黒砂(いさご)・真砂(まさご)って海女さんが、「ハヤスイヒメ」なんじゃないの。
狭山田女:門をくぐって……と。正面のお社が、拝殿かな。
狭山田女:で、右へ曲がって……と。今度こそ拝殿かな。
狭山田女:こっちが本殿か。これは神社っぽいね。
大山田女:千木の切り落とし方には、地面に対して垂直な外削(そとそぎ)と水平な内削(うちそぎ)とがあり、一般に祭神が男神であれば外削、女神であれば内削とされています。これには例外もあるのですが、このように混在している例は滅多にありません。
狭山田女:ありゃ、またそのオチかい。|
大きな地図で見る |
大山田女:さて、速津媛は景行天皇を出迎え、周辺の天皇に従わない土蜘蛛の情報を伝えます。そしていよいよ土蜘蛛征伐が始まるのですが、次はその話を追って、内陸部へと進んで行きましょう……って狭山田さん、聞いてます? 狭山田女:いや~、関サバの刺身は美味いねえ~。え?あ、うんうん、聞いてるよ(汗)佐賀関への行き方は、左の地図を参照してね。 |